ページ読込中...

次世代技術の芽と新しい物理をつくる

早稲田大学 理工学術院 先進理工学部 物理学科・応用物理学科

早稲田大学 総合研究機構 ホリスティック物理学研究所

ご挨拶

早稲田大学先進理工学部物理学科・応用物理学科の専任教員30名から構成されるプロジェクト研究所「ホリスティック物理学研究所」についてその発足から今日に至る経緯をご紹介したいと思います。

両学科は大学院(先進理工学研究科・物理学及応用物理学専攻)を一にしていることからお分かりのように、一体となって教室運営をしています。

大学院博士課程の充実強化が叫ばれた時期に文部科学省が公募した21世紀COEプログラムに応募し、物理学部門で採択された際に両学科全体で将来に備えたヴァーチャルな研究所を持とうという機運が高まり、プログラム名を模した「自己組織系物理ホリスティック研究所」が当時のナノ理工学研究機構のもとに設置されました。

初代の所長はCOEリーダーを務められた石渡信一先生(現・名誉教授)が務められました。その後、物理学科の栗原 進教授が所長を引き継がれ、機構改組などのために総合研究機構に移るにあたって名称を少し簡略化して所長も交代して現在に至っています。

ホリスティック、とは個別的ではなくて全体的なといったことを指す言葉のようですが、専門的に分化された各研究者が集って議論や意見交換する場をヴァーチャルでも良いから持ちたい、という思いからこのプロジェクト研究所(期間3年を更新)が生まれ、そして存続してきています。

学科や専攻そして各研究室それぞれの日常の活動から少し離れて、しかし母体となっている専任教員集団の共通の関心や物理学分野の大きな変革に対してシンポジウムや集中講演会を持つことにより、早大物理系教室の意識が高まるように工夫をしてきています。

昨年は重力波の検知がアインシュタインの一般相対性理論から100年を経て実測に成功したことを受けて、関連するシンポジウムを開催しました。詳しくはこのページのあとに記録を付けましたので一読ください。

2017.3  所長 中島啓幾(応用物理学科・教授)

このページのトップへ