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物理学は自然の基本原理を追究する学問ですが、応用物理学は、物理学を基礎として理学から工学にわたる幅広い分野をカバーし、最新の物理学を最大限に活用して、時代を切り拓く画期的な科学技術を創造する学問です。応用物理学科は創設以来、常識にとらわれない自由な着想と、それを論理的に発展させるという基本的な精神を受け継ぎ、時代の先端を行くために、カリキュラム、研究内容、研究設備など改革を繰り返してきました。卒業生が新規の技術開発に対応できるよう、既成概念にとらわれない自由な発想ができる人材の育成を目指しています。
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現代のキーテクノロジーの基礎となっている計測・情報工学、光工学、物性物理学、複雑系をはじめとする物理学や現代数学について多くの科目を幅広く学べます。充実した工学系科目が応用物理学科の特徴であり、企業等で不可欠の実践的な研究開発能力を養います。講義は物理学科と連携しており、物理学や数学の基礎をしっかりと修得し、高学年では固体物理、光エレクトロニクス、システム、情報・制御工学など、現代のキーテクノロジーの基礎となっている多くの科目を幅広く学びます。4年次からは希望の研究室で卒業研究を行います。配属可能な研究室は、物理学科と応用物理学科の全研究室が対象となり、幅広い分野を網羅しています。
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学部卒業生の約8割が毎年大学院へ進学します。修士課程を修了すると約1~2割が、さらに博士課程に進学します。多くの卒業生が、企業や国公立の研究機関、大学などで研究活動を行っています。2022年度は13人の博士が誕生しました。究極の研究者を志すもよし、物理学の基礎を武器に企業で活躍するもよし。いかなる将来ビジョンにも対応が可能です。